植物の栽培方法 - 出光興産株式会社
■感染率の算出法1cm間隔のグリッドの上に、上記のようにして染色したサンプルを載せ、実体顕微鏡により、グリッド上200箇所の中、染色した箇所を計数して感染率とした。
【0032】
【表1】【0033】実施例2及び比較例3,4ギガスポラ・マルガリタ( Gigaspora margarita ) の代わりに、ギガスポラ・アルビダ( Gigaspora albida )の胞子を用いたこと以外は、実施例1及び比較例1,2と同様に行ない、それぞれ実施例2、比較例3,4とした。但し、5ポットともすべて3週間の時点で回収した。各区5ポットの感染率を測定した結果の平均値を第2表に示す。
【0034】
【表2】
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【0035】実施例3及び比較例5実施例1(250μm以上の胞子のみ)及び比較例2(250μm未満の胞子のみ)で用いたギガスポラ・マルガリタ( Gigaspora margarita ) の胞子を、それぞれ別々にガラス製の蒸発皿(直径60mm)に約200個加え、その中に殺菌水を10ml加え、超音波洗浄器で5秒間処理し、胞子表面に付着している土壌などを除去した。その後、殺菌水で2回洗浄後、2%クロラミンT,0.02%ストレプトマイシン溶液を10ml添加し、15分間室温で放置した。その後、上記溶液を除去し、殺菌水で5回洗浄した。
【0036】このようにして得られた滅菌済み胞子を発芽試験に供した。すなわち、殺菌水を殺菌シャーレに加え、その上に直径25mmのヌクレオポア(ヌクレオポア社製)を浮かべ、各ヌクレオポア当り10胞子となるように、合計50胞子を発芽試験に供した。その後、30℃インキュベーターに保存し、4週間目に50胞子すべてについて、1胞子当りに出ている菌糸の本数を計測した。得られた結果を1胞子当りの平均値として第3表に示す。
【0037】
【表3】
なぜ人間は植物が必要なのか
【0038】実施例4,5及び比較例6,7150ml容のビニールポットに、800℃で焼成した赤玉土を深さ約3分の2まで敷き詰め、その上にギガスポラ・マルガリタ( Gigaspara margarita ) の胞子を50個接種した。その上に、上記と同様の赤玉土を残りの深さ約3分の1に敷いた。その上にさらに、赤クローバーの種子を5粒、土の中へ軽くピンセットで押し込むように播種した。このようなポットを5個用意した。そして、この5個のポットをゆっくりと灌水後、25〜30℃の温度にコントロールされているガラス温室内で1ヶ月栽培した。その後1.5リットル容のプラスチック鉢へ、上記と同様の焼成赤玉土を敷き詰めながら移植した。そして、下記に示す液肥を、週1回各鉢200mlづつ散布しながら、さらに2ヶ月栽培した。その後、灌水や液肥の供給を止め、そのまま1ヶ月間放置させ、胞子形成をさせた。
【0039】なお、液肥としては、次の(1)に示す微量金属栄養素液と、(2)に示す栄養液� �を用い、(1)の微量金属栄養素液を100倍に希釈し、この希釈液1リットル当り、(2)の栄養液肥を10g混合し、さらに硫酸マグネシウム・7水塩を0.
スキューバダイビングは、化学及びガスに関連している方法
25g加えて調製した。
(1)微量金属栄養素液の組成Fe・EDTA 0.12gH2 BO3 2.86gMnCl2 ・4H2 O 0.18gZnSO4 ・7H2 O 0.22gCuSO4 ・5H2 O 0.08gNa2 MoO4 ・2H2 O 0.027gCoSO4 ・6H2 O 0.053gCaCl2 1.0gAl2(SO4)2 0.10gKl 0.10gKBr 0.10gH2 O 10リットル(2)栄養液肥の組成普通液肥(N:P:K=15:6:6)
【0040】上記のようにして得られた胞子を、ウェットシービング法により分画し、目開き850μmの篩を通過し、目開き250μmの篩に残った胞子(画分A)と、目開き250μmの篩を通過し、目開き106μmの篩に載った胞子(画分B)とを取得した。画分A,Bを別々のビーカーに入れ、焼成赤玉土の表層に浮遊している胞子を駒込ピペットで分取した。これを数回繰り返しながら、粒径250μm以上850μm以下の胞子(画分C)と、粒径106μm以上250μm未満の胞子(画分D)とを、各々1500胞子分取した。
【0041】得られた画分C,画分Dとも、デカンテーションにより不要な水を流した後、600℃で焼成したアタパルジャイト(粒径0.5 〜1.5 mm)をそれぞれ30gずつ加え、胞子とよく混合した。このようにして画分Cを含む接種物Aと、画分Dを含む接種物Bとを得た。得られた接種物Aと接種物Bの1g中に含まれる胞子数を調べたところ、10回のサンプリングの平均値は、接種物Aの場合には46.7胞子/g,接種物Bの場合には47.
3胞子/gであった。これら接種物Aと接種物Bを、4℃の冷蔵庫で1ヶ月間放置し、その後、常温(20〜25℃)で2週間放置した。
【0042】次に、これら接種物Aと接種物Bとを用いて以下の試験を行なった。臭化メチルで殺菌した完熟腐葉土と焼成赤玉土(上記と同様のもの)を1:1で混合し、水で湿らせたものを、150ml容のビニールポットに上から1cmのところまで詰めた。その後、外径15mmの試験管を用いて深さ3cmの穴を開けた。このようにして作製したポットを20個用意した。そのうちの10個のポットには、接種物Aを1gずつ、穴の底部から側面に均等になるように注意深く施用した(実施例4)。また、残る10個のポットには接種物Bを、1� ��ずつ同様に施用した(比較例6)。
【0043】これらの接種物を施用した各ポットに、予め殺菌完熟腐葉土を用いてガラス温室(20〜30℃の温度にコントロール)で育てておいたナス(品種:千両二号)であって、播種後4週間を経て本葉が2枚出ている苗を、根部の腐葉土を軽く水洗除去した後、移植した。その根部へ接種物(接種物A或いは接種物B)が触れるように土寄せした後、さらにガラス温室(20〜30℃の温度にコントロール)で1ヶ月間栽培した。
【0044】その後、各区5ポットからナスの苗を回収し、根部に付着した腐葉土,焼成赤玉土を、水を流しながら丁寧に除去した。得られた苗の根部を切断した後、実施例1及び比較例1,2と同様にして染色を行ない感染率を求めた。接種物Aおよび接種物Bの各5ポットの平均値を感染率として第4表に示す。
【0045】
【表4】
【0046】残りの各区5ポットは、さらに3週間同じガラス温室にて栽培を続けた。その際、移植後1ヶ月目の時点で、ピータース液肥(N:P:K=20:20:20)1000倍液を各ポット50mlずつ施用した。このようにして得られた各区5ポットの植物の地上部と地下部の1植物体当りの生育調査を、接種物A(実施例5)及び接種物B(比較例7)について行なった。結果を第5表に示す。
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明の方法では、ギガスポラ( Gigaspora )属に属するVA菌根菌であって、250μm以上の粒径を有する胞子を用いているため、VA菌根菌胞子の活性が高く、植物への感染率が高い。しかも、本発明の方法においては、このようなものを用いているため、植物の生育効果(生長促進効果)が高く、しかも安定した効果を発現する。それ故、本発明は農業,園芸業等の分野において極めて有用である。
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