あなたが車の外に熱い空気を取るなら、それは冷却されます
HDDクーラーはどっちに装着するのが正解ですか? - 質問・相談ならMSN相談箱
No.2です。
私も、実際のところ、結果的には質問者の方と同じように、ケース外の空気をHDDから横に(装着の体制上、前から後ろに…になりますが)吹き込む形の冷却方法を取っています。
ただ、私自身の経験則では、No.4の方の考え方にほぼ同じです。
また、本当に強力に冷却が必要になる時には、チップ面ではなく上面の「金属蓋?」の方に強く風を当てます。
みんな、チップの方に気が向くのは心情的にはわかるんですが、十分な風量がある時は、「金属蓋?」のより広い面積を集中して冷やす方が効率がよいです。チップは確かに熱くはなりますが、チップ表面も基板面も冷却効率は決して高くない材質(金属と比較すれば基板材質は一種の断熱材も同然)なので、金属部分を思いっきり冷やす方が効率はよいですね。ただ、普通のPCケース内でこの方法取るのは逆にやっかいですが。
皆さん考え方が違う…というよりは、私も含めて「前提条件が違う」ということになると思います。
個々の部品部材(HDD)をどう冷やすか…っていうことだけを考えたら、放熱効率の良い部分(金属部なり冷却フィンなり)に、できる限り強力に直接風を当てるのが一番効率がよいのです。
これは屁理屈ですが、その時に冷やしたい部材の表面温度より風の空気温度が低ければ、冷却自体は成立します。熱い空気でも部材温度よりは低ければ冷却はします。風量が多ければ多いほど冷却力も増します。
ただ、もちろん吹き付ける風の温度が低ければ、さらに冷却効率が増すのは、そりゃ確かです。でも、他に方法がなければ、多少温度の高い風でも直接当てる方がマシです。
重量は、ペーパータオルで水の吸収率にも影響しません多くの機器が「熱気を抜く」方向の冷却をしてるから、そっちの方が効率がよいはずだ…的な発想は、間違いとは言いませんが本質は突いていません。
No.4の方が言う「換気扇と扇風機」の考え方が正解です。換気扇で周囲温度を下げるためには、換気で排気した分、より低い温度の空気が入れ替わって入ってくるのが前提。
でも、低い温度の空気が入ってくる口が間違いなく有るなら、空気を抜くよりそこから冷たい空気を吹き入れる方が、絶対に冷却効率は良いのです。
大型計算機が下から上に空気を抜くのは、大規模な空間ではその方法が一番冷気を入れる効率がよいからというだけの事で、「空気を抜く方法の方が効率がよいから」という意味とは全く別の次元の話です。その場合は、下から冷たい空気を送る機構が建物レベルで設置されている…ということが前提になります。
複製とは何かでは、世の中の電気機器は空気を抜く方式の冷却ファンが多いのはなぜか…となると、これは小さい筐体内では積極的に熱気を抜く方が「ケース内全体の温度を下げる」という点で有利だからですが、「ケース内の温度を下げるため」という点がミソ。
No.4の方のおっしゃるとおり、ケース内の温度をある程度まで押さえられるなら、その冷却範囲でHDD自体もある程度の冷却が保たれる様に、HDD本体もケース構造も計算されていると考えて良いです。
そこをピンポイントでさらにHDDだけ狙って冷却するなら、HDDに外気を直接当てるのが最も効率がよいです。
「ケース内の温度上昇抑制(大型機でも)」なら、効率の良い熱気抜き(ただし冷気が自然供給されるのが前提)も大切です。
でも、特定の部位部材だけを集中して冷却するなら、対象物に直接(もちろんなるべく低い温度の)風を直接当てるのが一番効率がよい。
みなさん、あまりこの前提条件の区別を整理せずに意見が上げられてますから、バラバラな意見に見えるだけですね。そこに一部前提が全然違う意見が同格で述べられると、そりゃ混乱しますねぇ。
投稿日時 - 2009-08-31 23:25:15
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